「天王寺で<ボストン美術館展>を観る」2013年05月03日 11:08

天王寺で<ボストン美術館展>を観る。
 このところ安部龍太郎に刺激され「等伯」に夢中、「龍虎図屏風」をお目当てに天王寺の<ボストン美術館展>に行った。
奈良平安時代の仏画、絵巻、鎌倉室町時代の水墨画や木像、安土桃山時代から江戸時代の狩野派や光琳、等伯そして蕭白。
一級の日本の美術品の揃い踏みにはただただ圧倒された。
天王寺がこれ程賑あうのも合点、おそらくボストンに行ってもこれほど纏めてはみられないだろうから。


年代順に構成された会場をまわって等伯の「龍虎図屏風」を目にしたときは海外の美術館で印象派などの部屋よりコンテンポラリーの部屋に入った時のようなそのフレッシュなエスプリーを受けた。なんだろうそれは?
そのコンテンポラリーなエスプリーは曽我蕭白の作品でますます展開していく。こんなにまとめて蕭白を観られるとは思いもよらない喜びだった。
それにしても何故これほどの日本美術の至宝が外国にいったのだろうか?
当事の文化に携わる人々は一体何をしていたのだろうか?
その怠慢と同時に国民の文化への関心の比率の低さのバロメータではなかろうか?
<具体美術>にしても今だに国内での評価は低く、代表作などはどんどん海外に流出されているこの現状と重なってくる。 
天王寺公園も整備され、通天閣も<あべのキューズタウン>に陰を薄くしていた。

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