「アルスエレクトロニカ」 20152015年09月10日 21:11

~habitats for the 21st century~ POST CITY

オーストリアのリンツの 世界最高峰のクリエイティブ・文化機関「アルスエレクトロニカ」( 芸術・先端技術の世界的な文化の祭典)に行った。
明和電機や池田亮司など近似未来のアーティストの登竜門で、昨年チームラボの「秩序がなくともピースは成り立つ」が、Interactive Art部門のHonorary Mention(入選)を受賞したとこです。
今年のテーマは " post city”「ポスト・シティ──21世紀、人はどこに生きるのか?」
〜21世紀、わたしたちが生きる環境、そして「街」はどのように変化を遂げていくのか。「未来のモビリティ」「未来の仕事」「未来の市民」、そして「やがてくる未来の困難からの回復力」といった4つのテーマを軸に、街のこれからの姿を探求するという。〜
会場を周っていてアートとサイエンスが渾然一体となっているのが見慣れたアートフェアーとは大分異なる。
新鮮な刺激や衝撃にアート自体が人間の生に深く関わっていくのを思索させられた。
会場は工場の跡地を本拠地に教会やアルスエレクトロニカ・センター(未来の美術館)、街中にとリンツの街自体がアルスエレクトロニカとなっていた。

ウィーンで見るアメリカポップアート mumok(ルートヴィヒ財団近代美術館)2015年09月11日 16:06

久し振りのウィーン、定番のクリムトやエゴンシスレーは後にしてと、斬新な建物に惹かれ入る。
いきなりアンディ・ウォホール、クレス・オルデンバーグ、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、、錚々たるアメリカポップアートに出会った。しかも初見の作品ばかりに心が沸き立つ。
だけどアメリカや日本でもよく見るメンバーだが印象が違うのだ。風土かな?これはチョイス、コレクターのルートヴィヒさんの感性を反映しているのだと思った。いずれも逸品、改めてポップアートの深みを知った思いがした。
ミニマルアートのシンプルな建物の中他のスペースを回って過激なパフォーマンスや映像を見ていると、ポップアートが現代美術の古典になったことを知らされる。そして旅行者は改めて長い年月の流れを実感した。

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