琳派めぐり ― 2015年10月18日 21:52
今年の京都は琳派誕生 400 年で盛り上げている。なかでも京都国立博物館の<琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る>が楽しみだ。その前にまず本拠地に行かねばと鷹ヶ峰に行った。
近くにいながら鷹ヶ峰は始めて、四条大宮から市バスに乗って結構時間がかかった。立命館や佛教大学がこんな所にあったのか、窓外の景色が鄙びてきてようやく「源光庵前」、下車する。
源光庵は曹洞宗、紫苑や紫式部に彩られ凛と在った。造形的に惹かれたのはなんといっても丸と四角の窓。その景色の切り取り方に自ずと集中させられる。丸は「悟りの窓」四角は「迷いの窓」だそうだが、四角の障子の桟が美しい。
「光悦寺」は露地の奥に在った。
大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵と7つの茶室がにわに溶け込んであった。中は見られないのが残念だがそれぞれに趣向を凝らせていて、客人や季節により使い分けたことだろう。なだらかな鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰の山の姿を見ていると自然に琳派の山と重なってきた。
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